この記事を書いた人
ITに疎い、根っからの文系会社員。
DX戦略、IT人材育成等時代の潮流に従い、会社からITパスポート試験受験が奨励(という名の強制)されたため、受験を決意し、独学1ヶ月で合格。
ITパスポート試験に合格したい、でも時間もないしそもそもIT知識ゼロ…というお悩みを持った方向けに勉強方法をシェアしたくてこの記事を書きました。
どなたかお一人にでも、役に立つ記事になっていたら幸いです。
ITパスポート試験とは?
ビジネス社会で必須のIT基礎知識を取得していることを証明できる国家試験。
詳しくは、以下の公式ページをご確認ください。(https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html)
厳密に、詳しく…は上記公式サイトを見ていただきたいのですが、差し迫って受験する立場の自分が知りたかったことを以下にまとめます。
- 合格率:大体50%前後
- 合格基準:総合評価600点以上(1000点満点中)
※単純に100問中60問以上正解なら合格、というものではなく、IRT方式(Item Response Theory)で採点されます。さらに、8問は出題側が今後出題する問題を評価するために設定されている問題で、92問(ストラテジ系32問、マネジメント系18問、テクノロジ系42問)で評価されます。合格には、総合評価点だけでなく、バランスも必要で、各分野いずれも300点以上(1000点満点中)取る必要があります。
- 出題形式:4肢択1のCBT(Computer Based Testing)方式。100問を120分で解答する。
※CBT…??マークシートじゃないのか…大丈夫かな…と思いましたが、心配無用でした。操作方法は超簡単で、マウスでクリックして選んでいくだけ。特別な練習は不要です。
最短合格した勉強方法
4ステップに分けて紹介します。
申し込み手続き
面倒くさくて先延ばしにしがちですが、これが最重要と言っても過言ではありません。
公式サイトからID、パスワードを設定して利用者登録し、早めに申し込みを済ませましょう…!
CBT形式のためいつでも受けられる反面、意外と座席が満席で、なかなか予約できないことも多いです。
最初に予約を済ませることでやるしかない状況を作りましょう!!
テキストをざっと一読
全部理解したり、覚えたりする必要はありません。
ざっと全体像を把握することが目的です。
ビジネス書を流し読みする感覚で、必要な情報を拾い読みするイメージでさくさく進めましょう!
ここで時間をかけすぎたり情報の海に呑まれてやる気を失うともったいないです。
そうなりかかったらすぐに下記で紹介する『過去問道場』に移ってください。笑
筆者は「よくわかるマスター ITパスポート試験対策テキスト」を利用しました。なんでもよかったのですが、これを選んだ理由は、各用語の解説が逐一ついていたため理解しながら進められて便利だなと思ったからです。
(例えば、『ISMS』を覚える際に、略語のもととなる名称”Information Security Management System”もきちんと付記されていて、かつ簡易な解説も載っていれば、理解も暗記もしやすいです。)
無料の『過去問道場』をスキマ時間に活用
『ITパスポート過去問道場』で検索してください!(https://www.itpassportsiken.com/ipkakomon.php)
自分は、これがあったから最短で合格できたといっても過言ではありません。
最も効率よく合格するなら、これを使わない手はないと思います。
結局どんな問題が出るの?自分はどれくらい点が取れるの?を簡単に把握できます。
おすすめの使い方は、「試験回を指定して出題」で、まずは最新年度のみにチェックを入れて、100問解いてみること。
テキストを見ずに、わからない問題も勘でいいので自力で回答します。
やってみたらすぐわかりますが、1問解答するごとに正否と解説が表示されるので、アウトプット(問題演習)とインプット(理解、暗記)を同時並行で進められて便利です。
さらに、過去問なので似たような問題が本番出題されることも当然あり、良いこと尽くし!
繰り返す
過去問道場で、最新年度からだんだん古い年度へ…と解いていきます。
最初のうちは、解説が物足りない(勉強をほとんどしていない状態だと、もう少し掘り下げて理解したいと感じる)と感じるかと思います。適宜、お持ちのテキストを参照してください。
試験2回分(1回100問なので、200問分程度)を終えたくらいからは、過去問道場の簡易な解説でおおよそ理解できるようになると思います。
あとは、電車移動や待ち時間を有効活用しながらスマホで問題を解いていくだけです。
筆者は、過去問道場での正答率7割前後で試験に臨み、本番は700点+α。1回で合格できました。
雑感
有料の資格試験スクールや講座、会社でのe-learning等色々勉強方法が紹介されているからこそ、かえって苦手意識や面倒くささが邪魔していたなぁというのが正直な感想です。
テキストでは小難しい計算問題がたくさん載っていますが(筆者は自他ともに認める根っからの文系脳で、数字アレルギーで…。こんな難しい計算理解できないと受からないの…??と心が折れていました笑)、
小難しい計算問題は、ぶっちゃけ勘で回答しても大丈夫なくらいのほんの少量しか出題されません。
とにかく一念発起して申し込みを済ませて、過去問道場をスマホクイズ感覚で解く、テキストは理解を助ける教材として利用する(熟読や読破、丸暗記は不要、テキストについているような演習問題や練習問題は本番でるか不明なので無視する)、特別な講座は不要、というのが筆者の結論です。
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